「塩梅(あんばい)」という言葉、

最近ではあまり耳にしなくなったかもしれませんが、


もともとは“料理の塩加減”を意味する言葉です。


でもこの「ちょうどいい塩梅」、

眼鏡にも実はぴったりな表現なんです。

私たち眼鏡士は、

特に近用眼鏡(近くを見るための眼鏡)をお作りするときに、


この“ちょうどよさ”をとても大切にしています。

というのも、「近く」といっても、見たい距離は人それぞれ。


読書をする方、パソコン作業をする方、細かい作業をされる方…


その方のライフスタイルに合わせた“見やすさ”を

実現するためには、度数の細かな調整が必要になります。

たとえば、

お料理がご趣味のKさまは近視で、

普段は遠くを見るための眼鏡をお使いです。


けれど、お料理中は手元の調理やレシピ、

お台所まわりまでをしっかり見たいとのこと。


そこで、少し度数を弱めて、

お料理にぴったりの

「ちょうどいい塩梅」の眼鏡をお作りしました。

杉本圭 KS167(6)

また、ご夫婦で食堂を営まれているHさま。


今回はホールをご担当されるご主人の眼鏡をお作りしました。


メニューの説明や注文の記入、

レジ操作など、細やかな作業が多いため、


お仕事中も快適に動けるよう、

これまでよりもさらにフィットする眼鏡に仕上げました。

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見え方の“ちょうどよさ”は、

生活の心地よさにもつながります

眼鏡は、ただ見えるようにするだけでなく、


“どう見たいか”“どこで使いたいか”

に合わせて作るものだと考えています。

だからこそ、

これからもそれぞれのお客様に寄り添いながら、


暮らしにぴったり合った

「ちょうどいい塩梅」の眼鏡をお届けしていきます。

見え方のお悩みがあれば、どうぞお気軽にご相談くださいね。