人それぞれ、苦手なこと、得意なことあると思うのですが、

メガネの場合、遠近両用メガネに関して、得意・不得意がけっこうあります。

目の状態によって、慣れる方、慣れにくい方があり、

それでも、「慣れにくい方かも」とこちらは思っていても、

すんなり遠近両用メガネを使いこなしていただけるお客様もあるので、

長年の経験だけではわからないことって、まだまだあるから面白いですね。

 

創業当時から、ご愛顧いただいているOさまは、遠近が苦手なお客様。

もともと視力がよかったので、若いころはメガネに縁がなかったのですが、

近くが見ずらくなって、「老眼鏡」

それから、パソコン講師のお仕事をするようになって、「パソコン用」

そして、ちょっと遠くが見えにくくなって、「遠近両用」をお作りしたのですが、

これが、なかなか慣れにくい。掛けると良く見えるけど、違和感あり。

ですので、今回は、パソコンの授業で掛ける眼鏡を新調することに。

パサパ 4516(PWN)

「遠近」は、便利なのはわかっているけど、やっぱりちょっと苦手やわ」

「パソコン用、すごく良く見えるわ。必要な時に掛ける眼鏡で、もうちょっと頑張るわ」

少し遠視気味のOさまですので、眼鏡士としては、

目の疲れを考えれば常用していただきたい思いはあるのですが、

無理に遠近に固執することは、もちろんありませんので、お気になさらず。

 

Oさまとは対照的なお客様は、Sさま。

Sさまは、近視で眼鏡を外せば、近くはよく見えるのですが、遠近必須。

「いちいち、眼鏡外すの面倒だし、

掛けたまま遠くも近くも見えるから、私は遠近!!」

バレンチノルディ 3681(21)

Sさまは、昔から眼鏡に慣れておられたこともありますが、

老眼が軽いころから、遠近両用を愛用されていたこともあり、

とても自然に、「遠近」を使いこなしておられるのもあると思います。

「遠近」を使える方も、苦手な方も、

どちらがいいとか悪いとかでは、もちろんありません。

お客様、おひとりおひとりに合ったご提案をできるように心がけていますので、

お気軽にご相談いただけたらと思います。