眼鏡の聖地、鯖江の街からは、少し山間にある「河田地区」
ご一緒してくださった、「アプテッィク マスナガ」のデザイナーの増永さんのお話では、
眼鏡の製造では、かなり昔から分業化がすすんでいて、
この「河田地区」では特に、民家でメガネのパーツをつくっている所がたくさんあるそうです。
こちらの増永さんが、メインでデザインされているのが、「FLEA」
ツルの部分に特徴がある女性用のフレームなのですが、
デザインだけでなく、掛け心地が素晴らしい。
私も「FLEA」に出会って大好きになり、
当店でも取り扱いをしているのですが、注文してもなかなか仕上がってこない。
なぜか。
それは、「FLEA」を作れる職人さんが、こちらの平等さんお一人だけなんです。
メッキやロー付が終わったフレームの形を整えたり、
組付したりするのを奥様とお二人でされているので、致し方ありません。
すべて1本1本、「FLEA」のフレームは、平等さんの手によって生み出されているのです。
そんな「FLEA」生みの親の平等さんには、出来上がるまでの苦労話や、
普通の眼鏡との違い、「FLEA」だけのこだわりや難しい工程などいろんなお話を聞けて、
今まで以上に「FLEA」に愛着を持つことができました。
今まで「もう少し早くできませんか?」とお願いしたこともありますが、
この目で工場をみて、平等さんとお話をする事が出来て、納期の事は納得できました。
それでも、「お待ちのお客様もいらっしゃるので、できればちょっとだけでも」とお話したら、
「もちろん、がんばります」とお答えいただけましたので、少しだけ期待してください。
鯖江視察、一日目の「谷口眼鏡編」と、今回の「平等眼鏡製作所」の視察を終え、
充実の1日目は終了でございます。
デザイナーの増永さんにおしえていただいた、
居酒屋さんで美味しいものを食べて就寝いたしました。